※六年生の短いお話。台詞しかない上によく分からない。
「また喧嘩か。よく飽きないね。留も文次郎も。で、きっかけは何」
「知らん。私は途中から居合わせたからな。私より前に来ていた小平太か長次なら知っているんじゃないか」
「わたしは知らないよ。来た時にはもう臨戦状態だったから。な、長次」
「…………(こくり)」
「ほらな」
「まあ、どうせ下らないことだろ。この前のような」
「この前って?」
「あれ、伊作覚えてない? ほらあれだ、えーっと、何だっけ」
「………蚊………」
「あーそうそう、文次郎が蚊を叩こうとしたらたまたま通りかかった食満がその蚊を叩いて」
「戦闘開始」
「ああ思い出した思い出した。そんなこともあったな。っていうか蚊叩いたぐらいでどうして喧嘩になるのかそこら辺が分からないけど」
「喧嘩するきっかけが欲しいんだろう。ストレスでも溜まってるんじゃないのか。迷惑な」
「迷惑って言ってる割に仙蔵楽しそうな顔してないか?」
「そう見えるか?」
「見える」
「気のせいだ」
「気のせいって……まあいいけど。ところでこれ全部仙蔵の仕業?」
「正確に言うと私だけではなく、小平太と長次も加わったが」
「仙蔵と小平太は分かるけど、長次まで?」
「……図書室で……」
「図書室の前の廊下で喧嘩してたんだよこの二人。で、下級生とかが怯えるからって、見かねた長次が手を出して」
「仙蔵と小平太が悪乗りしたってわけか。だけどねえ……君ら、ちょっとは手当てするぼくの身にもなってくれよ。こんなに怪我させて」
「なあに、大して変わらん。どうせ最終的にはこうなるんだ。むしろ途中で喧嘩を止めさせた私達に感謝して欲しいぐらいだぞ。あのままでは下級生に被害が出かねん」
「でも留も文次郎も、どんなに激しい喧嘩してても下級生の被害だけは出したことがないんだよね」
「そういやそうだっけ」
「だからといってこれからも被害を出さないとは言い切れないだろう」
「そりゃまあそうだ」
「……お前等、黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって……」
「人の喧嘩に横槍入れときながら……」
「おや、何時から起きてたんだ二人とも」
「ずっと起きてたわ! 立花お前ケロッとした顔しやがって……」
「ええい、お前等四人許すまじ!」
「ちょっと待てよどうしてぼくが入るんだ。ぼくは何もしてない」
「まあまあ伊作、わたしたちは一蓮托生じゃあないか」
「安心しろ、私は決してお前を見捨てたりはしない」
「それって強制的な連帯責任だろ! っていうか仙蔵の言葉意味が分かんないんだけど」
「……伊作……」
「長次、君からも何か」
「……仕方がない……」
「うわあこっちも意味が分からないー!」
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意味分からないのはこの話自体ですよ。
とりあえず伊作は不運だということで(そんな締め)